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鯉のぼり

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こいのぼり

最近はあまり見かけなくなってしまった鯉のぼり。相模川の河川敷にお花で出来た鯉を見かけました。

江戸時代、武家に男児が誕生すると家の前に馬印やのぼりを立ててお祝いをしていました。それが庶民に伝わり、縁起のいい鯉を描いた布や紙などを掲げ天の神様に男児の誕生をお知らせしたと言われています。鯉が縁起のいい魚だとされているのは大きく育つことや、沼などでも生息が出来る生命力の強さが理由にあるそうです。子供にも場所を選ばずに逞しく生きていってほしいという願いが込められてるんですね。鯉のぼり、意外なことに庶民に考案されたものだったらしいです。
では鯉のぼりの上にある吹き流しは何なのでしょう?実は鯉のぼりよりも歴史は古く、戦国時代にさかのぼります。「これ以上災いが起こらないように」と戦の後に飾られていたという話が残っています。カラフルな色は古代中国の五行説からきており、それぞれの色が五行説の「木・火・土・金・水」を表しているんだとか。この5つの元素がうまく循環することで万物が成り立っているという考え方です。五行が子供に降りかかる災いなどから身を守ってくれると信じられているので鯉のぼりと共に飾るようになったんだそうです。
鯉のぼりは桃の節句が終わった頃から4月中には飾るとよいとされています。あと数日で今月も終わり。今年も青空を泳ぐ鯉のぼりを見られたらいいなと思います☆