写真は剣神社の御朱印です。線香花火が描かれていますがこれは東日本で主流の「長手」という種類です。西日本では竹ひごなどで出来ている「すぼ手」が主流。これは元々香炉に立てて干渉していたので固い素材で出来ているそうです。
今回は個人的に1番好きな手持ち花火である線香花火について少し書いてみようと思います。この花火、人生を表しているともいわれていることをご存じでしょうか?線香花火は燃え方に段階があり、それを人生と照らし合わせるんだそうです。
0「蕾」 じ~っと音がする最初の火球。気泡ができる→破裂→火球に戻る、を繰り返すため、よく見ると火球は震えています。
1「牡丹」 ここから燃焼。火球が破裂した時の表面張力で生じた流れに沿って力強く火花が飛び出します。
2「松葉」 多くの火花があちこちに直線的に飛び出します。
3「柳」 火花の勢いが衰え、細く垂れ下がります。しだれ柳に似ていますね。
4「散り菊」 消える直前。火花が分裂しなくなり最後には燃え尽きます。ひらひらと1枚ずつ花びらを落としていくような消え方が儚いですよね。
線香花火は短時間で燃えつきてしまいますが、こんなにも細かく名前や意味があるなんて素敵ですよね。花火大会はあちこちで今年も中止。寂しい限りですが、身内で静かに伝統ある花火を静かに楽しむのも楽しいと思います☆