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河川の氾濫と武田信玄

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今年の梅雨入りは全国的にかなり早くなりそうだとニュースでやっていました。梅雨や初夏になると毎年のように河川の氾濫や土砂災害の被害が出てしまっています。山に囲まれた地域や盆地では発生しやすいようですね。甲府盆地で有名な山梨県も例外ではありません。

戦国武将の武田信玄が氾濫を繰り返す釜無川の治水工事を完成させたのが1559年。当時としては画期的な工法をとったといわれている信玄堤です。川の流れをまっすぐにしたり、川の流れを二分したりと豊かな発想力をもって成功させました。しかも完全に防水をするのではなく、決壊することを前提とした造りになっているそうです。人々が暮らしている地域ではない場所に水を逃がすことによって被害を最小限に抑えようとしたのだとか。現代でも地下に水を逃がす設備がありますよね。武田信玄が行ったのはその先駆けといったところでしょうか。このような対策ももちろん必要ではありますが重要なのは私達一人一人が被害に遭わないよう普段から準備をすることだと思います。
とはいえ、17年もかけてこんな素晴らしい堤防を造った武田信玄に敬意を表し、写真は武田神社の御朱印でした(笑)。