4~5年前でしょうか。長崎に訪問した際の写真です。浦上天主堂。ご存じでしょうか???
1945年の8月6日に広島県、同年の明日、8月9日に長崎県に原爆が投下されました。長崎県の原爆投下地点から約500m程の距離にあったのがこの浦上天主堂です。本堂は建て直され、とてもキレイな建物になっていましたが当時のものもしっかりと残されていました。天主堂から約30m程離れた所に吹き飛ばされていたのがこの写真である鐘楼の一部です。「アンジェラスの鐘」とも呼ばれるとても大きなものです。これを見たときには何だか胸が締め付けられました・・・。
また、浦上天主堂で有名なのが「被爆したマリア像」です。こちらは天主堂内に安置されていたのですが、写真撮影不可ということでしたので残念ながら目に焼き付けてきました。元々2mほどあったというマリア像。目には青いガラス玉がはめこまれ、とても美しかったそうです。それが1発の原爆で頭だけが残り、目のガラス玉は溶け、空虚な目となりとても暗い表情になっていました。
戦争を経験した日本人はどんどん減り、悲惨さを学ぶことが難しくなってきてしまいました。だからこそ個人個人がしっかりと過去を学んでいかなければならないと思います。
戦争は何も生まないし、誰も幸せになれません。世界中の誰もがそのことに気づき、戦争などこの世界から一刻も早くなくなりますように・・・☆